大腿骨骨折により、歩行はおろか痛みで寝返りもできなくなってしまった私が、骨折前とほぼ変わらず歩けるようになるまでのリハビリ過程を連載します。
手術後数日は、痛すぎて動けない
片足を大腿骨骨幹部骨折した私の場合、術後1週間ほどは熱が続き、身動きが取れず、ベッドの上だけで安静に過ごしました。
昇降ベッドで角度をつけて身体を起こしたりもするのですが、少しでも足を動かすと激痛が走ります。
特に痛かったのは、レントゲン撮影時や、看護師さんに背中などの清拭をしてもらう時でした。
身体を横向きにする必要があるのですが、まず傷口がある方は下にできません。逆に傷口がある方を上にしようとしても、筋線維が断絶してるためか、まったく足は上がらないし少しでも力を入れようものなら激痛です。
どの部分がどれくらい痛いのか医師や看護師には分かるわけもないので、わりと雑に運んだり動かしたりする人に当たった時は最悪です。
自分で痛みを抑えながら少しずつ動すと伝えても、見かねた看護師が足腰を動かし、痛みのあまり泣いてしまうほどでした。
当然夜も寝返りが打てず、同じ姿勢のまま過ごします。創傷面とは違う辛さが数日続きました。
手術後1週間ほど経ったところでリハビリをスタート
1週間ほど経った頃、ようやく熱が平熱に戻りました。痛みがありますが、ゆっくり寝返りができるようになり、車いすに移って移動もできるようになりました。
担当の理学療法士さんと相談の上、この頃からリハビリをスタートすることになりました。
続く