抜去手術は2~3時間でおわり
8月22日、12:15〜14:30 で手術を無事終えました。
前日の昼から入院して、21時から飲食禁止。
ただしOS-1を3本飲むという試練を与えられて後、手術を迎えました。
全身麻酔って何度も経験してるんですけど、昔は背中に注射(しかも痛い)ってイメージでした。
今は点滴投与なんですよね。
「すぐ眠くなって来ますからね〜」
という声とともに、頭と視界がぐわ〜んとしてきたので、目を閉じたのが最後の記憶。
「コケタヨさーん、終わりましたよー」
というかけ声で目を覚まします。
全身麻酔だったので、「えっ、もう終わり?」というほどあっけなく過ぎた2時間でした。
終えた直後は傷口の痛みのほか、口がカタカタと震えるような、ものすごい寒気に襲われます。
看護師さんに電気毛布をあてがってもらい、ストレッチャーから部屋のベッドへ移動。痛みがひどく坐薬を打ってもらいました。
隣に主人がいるのにも関わらず、話しかける気力もなく、ろくに会話もできないまま、現実と夢の狭間で意識が混濁した状態でボーッと過ごしました。
術後に血の海がっ!
体温が回復したのか暑くなってきたので主人に布団を剥いでもらったら、主人が
「うわっ、すごい血が出てるんだけど」
とひと言。
私から見えない角度だったので写真を撮ってもらいました。
主人「これ大丈夫なの?」
コケタヨ「さぁ…」
というか、痛みと熱で気に留める余裕がなかった私。
まもなく医師が回診に来てガーゼと包帯で応急処置し、シーツは翌日替えることになりました。
あまり驚かれることはなく、
「結構血出てますね〜」
という反応でしたので、よくあることなんでしょうか。
水分を摂ったのは術後3時間以降、断食から18時間後のこと
3時間くらい経った18時頃、ようやく水分を取ってもよいと許可がおりて、即座に看護師さんが冷蔵庫から水を取り出し飲ませてくれました。
主人は私に水をあげる役目を終えてから帰るつもりでずっと待ってくれていましたが、看護師さんにその仕事を奪われ
(待っていた3時間は何だったんだ…)
と呆れた顔をして帰りました。ごめんなちゃい。
そういうわけで、付き添いの方はある程度看護師さんに任せても大丈夫と思います。。。
術後の夜、大抵の人は寝付けない
その後も、麻酔の影響と術後の発熱で意識朦朧としたまま寝付けず、一晩過ごしました。
術後の坐薬は効果が切れたのか?効いている気配がありません。
夜中も4時をすぎると、さすがに眠りにつきたいと思いナースコールし、今度は点滴で鎮痛剤を注入してもらい、やっと1~2時間ほど眠ることができました。
傷口の痛みもさることながら、手術した方の足がまったく動かないので寝返りが打てないのも苦痛。傷口は、特に腰部分の傷が痛くてお尻を持ち上げることもできませんでした。
回診時にそのことを医師に伝えると、上部の釘がなかなか見つからなかったそうで、
「結構ざっくり切って探したので、その影響だと思います」
とのこと。
それでも、翌朝は食事が取れるようになり、ほっと一安心。
ケガなので内臓に問題はないのは不幸中の幸いです。
※人によっては、麻酔の副作用で嘔吐や吐き気のひどくなる場合があります。私は4人部屋でしたが、私の後に手術をした方数名が嘔吐や吐き気、食欲不振を訴えて翌日~2日ほどは辛そうでした。
しばらく退院したくないくらい痛い
食後、尿の管も取り、日中からトイレは車椅子で行くように指示されました。
っていうか、まだ足が全然動かせないのに…??
動くたびに痛みが走り、
痛いー
膝が曲がらないー
お尻が痛いー
と訴えても、看護師さんは
「でも動かさなかったら動かなくなっちゃうから。多少の痛みは我慢して動かしてください。一回曲げちゃえば曲がりますよ」
と、相変わらずのスパルタ方針(笑)
おかげさまで、1度目はぎこちない行脚でしたが、2度目からは何とか1人で行き来できるようになりました。
1つ謎なのが、首の痛み。
寝起きに寝違えたと思っていたのですが、どうも違う。
両首筋が腫れたような痛みなので、これはきっとリンパの腫れではないかと思って看護師に申告したのですが、よくわからないとのこと。
創部に関係ないところ、しかも首を動かすと痛いとか、地味にやめてほしい…
※翌日担当した看護師さんにも痛みを訴えたところ、この看護師さんは私の手術に参加していて、
「もしかしたら、手術の時の姿勢のせいかも?」と言われました。
全然知らなかったのですが、手術の際は両手を上げて、横向き姿勢だったそうです。その体制で数時間いたので、首から肩にかけての筋肉が突っ張ってしまった可能性があるということで、なるほど納得です。
入院は1週間を予定、しかし退院は未定
入院前、どれくらいで退院できるのか尋ねた際、医師からは
「3~4日とか、1週間くらいですかね」
「手術翌日に退院する人もいますけどね」
と言われましたが、
いざ手術翌日を迎えてみると、まともに動けないし、足は地につけられないし、傷口は痛いしとてもじゃないけど翌日退院の選択は無謀です。
こんな状態で退院するのは
・入院費用を払うお金がない
・24で時間切れ寸前のジャックバウワー
・インポッシブルなミッション遂行中のイーサン
並みの緊迫感がある人くらいではないかと思います。
私の場合は、3~4日も無理な気がして仕方ありません。
小さな子どもが2人いますので、帰宅したところで安静に過ごすのは不可能なのが目に見えています。
できるだけ、日常生活に支障がない状態になってから退院したいと思っています。