【大腿骨髄内釘抜去手術レポ】①骨折からちょうど1年経って、抜釘手術日が決定!

骨折体験記

2019年8月1日、入院前検査のため有休を取って病院へ行ってきました。

行なった検査は、血液検査、尿検査、心電図、肺機能、肺のレントゲン撮影。

患部の太腿は前回のCT検査内容での診察となりました。

「特に問題ないので、手術の同意書を書いてもらっていいですか」

大出血や感染症、神経損傷などいわゆる、手術中・手術後に起こりうるリスクの説明の中で、医師がいくつか重大なケースを挙げてくれました。

・再骨折の可能性:

骨にねじこんでいる釘5本はそれぞれ5mmほどあるので、抜いた後に空洞になる。

この空洞は約半年で埋まるけれども、再度強い衝撃が加わった場合、この空洞化した部分で骨折したり、もともと骨折した部分が再度骨折する可能性があるそうです。
ただし、日常生活程度の負荷で折れるようなことはないとのこと。

・抜去不能:

「これが一番厄介なんですよねぇ」

と再三医師から告げられていたリスクがこれ。

私の骨を補強している金属棒はチタン合金で、従来のステンレスよりも強度が高い(腐食しづらい・丈夫で折れにくい)半面、骨と癒着しやすい特徴があるそうです。

大腿骨はおよそ1~1年半で骨がくっついてくるということで、その時期の手術であれば9割方問題なく抜去できるそうだが、まれに骨とくっついてしまい、ねじが抜けない、棒が引っ張り出せないというケースがあるそう。

力を入れてドライバーを回すとねじ穴がだめになってしまったり、無理やり抜こうとして骨に負荷がかかる恐れがあるとみなされると、やむを得ず残したまま終わるというから怖い。

どうにかなってしまったネジを代替する部品もあるそうだがいずれにせよ対処が大変なようで、「とにかく大変なので、できるだけあってほしくない」と医師も願うものらしい。

「というわけで、大丈夫でしょうか?」

「はい、お願いします」

サインを終え、前回の受診時に計画した8月21日入院、8月22日手術が正式決定しました。

診察後、その足で入退院センターに寄って入院時の説明を受けます。

大学病院のため応対したのは研修中の女子。

「前回入院された際に記入した書類と同じですので、お書きいただき入院当日にお持ちください」

(私は救急搬送・即手術だったからこんな書類は書いていないんだけどなぁ)

と思いながら適当にやり過ごす…。

さらに、薬剤師から説明がありますのでお待ちくださいとのこと。

5分ほどして薬剤師の問診スタート。

「7月に入院されたとのことで、その際風邪をひいておられたようですが、もう大丈夫ですか?」

「はい」

「割と痛みが強かったようで鎮痛剤を処方していたようですが、その鎮痛剤は今もお使いですか?」

「えっーと」

「7月の入院というのは去年なんですけど」

「あ、すみません!では特にお薬はもう飲んでいないですね。失礼しました」

受付2人ともカルテをちゃんと読んでから呼んでね。

その他、サプリの服用やアレルギーなど聞かれて問診終了。

あとは、必要事項を記入して、21日に備えるのみ。

そういえば今日、診察の待合椅子に座っていたら、松葉杖をついた男性が目の前にドシッと腰を下ろした。ふと見上げたら、元プロボクサーでタレントのAさんだった。スポーツ選手御用達の病院だったね、ここ。

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